全ての学校で帰国子女枠を設けるべき理由

受験には一般受験の他に帰国子女枠が設けられている場合がある。

昔から帰国子女は一般受験組と比べて語学が出来るのみで全般的な学力は劣るとの批判を一般受験組から浴びせられてきた。そのため帰国子女枠を無くす、もしくは縮小させるような要望があるようである。

しかし、それは帰国子女にとってはもちろん、一般受験組にとってもデメリットのあることである。

 

帰国子女枠はそもそもなぜ必要なのだろうか。

 

第一に、海外で生活していた帰国子女は日本でのカリキュラムに沿った学習をしていないため、一般受験組と比べ受験では不利である。そこで語学を軸とした帰国子女入試を設けることで帰国生の救済措置となっている。

 

そして、忘れてはならないのが、帰国生を一定数入学させることで、一般受験組に国際的な価値観を芽生えさせることができる点である。

日本で生まれ国内で育ってきた子どもは、海外のことを知識では知っているが、国際的な常識や価値観を身につけることは出来ない。そのような価値観を身につけるには外国人と交流するのが一番だが、そのような機会は国内にいては少ないからだ。

そこで帰国生が一般受験組と混じって学校生活を送る中で、帰国生の国際的な価値観が波及していくのだ。

帰国生同士が流暢な英語で会話しているのを聞いてそれに憧れを抱いて英語学習へのモチベーションにつながったり、途上国に住んでいた友達から現地でプール付きの家に住みメイドを雇っていた話を聞いて先進国との経済格差を実感したり、欧州に住んでいた友達から挙手の仕方がナチ式敬礼に似ているから辞めた方がいいよと指摘され欧州の大戦への強い反省を知ったり、というように国際的な価値観を初めて身に付けるのである。

グローバル化の現代、海外と関係無しに生きていき、仕事をしていくというのはもはやかなり困難なことになっていく。

中高生の頃から国際的な価値観を身につけることは教育上最も重視するべきことなのである。

よって帰国子女枠を設けることは全ての学校がすべきことである。

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